日本は高齢化の影響によって、介護業界の需要が増加傾向にあります。とはいえ、一口に介護職と言っても様々なものがあって、仕事内容や求められるスキルは異なります。そういった中で、ハンデを持つ方に深く関わることができるのが障害者支援施設だと思います。

障害者支援施設とは、文字通り何らかの障害を患っている方が日常生活の介護を受けたり、自立をするための就労支援などを受ける施設のことです。ここで挙げる障害とは、身体障がいや知的障がいなどに分けられ、スタッフとして働く場合、はそれぞれの障がい者ごとに提供するサービス内容をよく理解し、適切な支援を行うことが求められます。【参照／http://kaigoshisetsu-tokucho.com】

障害者支援施設で提供しているサービスの中で基本とも言えるのは生活介護であり、外出時の付き添いをはじめ、日常生活のサポートをするのがメインになります。重度の障がいを患っている場合には、食事の介助や排泄介助などを行うケースも少なくありません。

また、障害者支援施設の中には、働くことを希望している障がい者の就職のサポートをする就労支援を行っているところもあります。時代の移り変わりの中で障がい者を積極的に雇用する企業も増えてきているため、以前に比べて就職をすること自体はそれほど難しくはなくなりました。しかし、同じ障がい者でもレベルに応じて行える仕事は違ってくるので、支援をするスタッフは、利用者の能力をしっかりと見極めてミスマッチを減らしていくことが必要になります。

今回は障害者支援施設の中でも、特にニーズの高いサービスについて話しましたが、その他にも、障がい者をサポートする仕事の中には、プライベートでレジャーを楽しむことを希望する障害者の手助けを行うものもあり、業務は多岐にわたります。障害者支援施設での仕事に興味のある方は、転職活動を行う前に、まずは仕事内容や必要になるスキルについて、じっくり研究してみることをおすすめします。